墓じまいの流れ

詳しい手順と流れ

近年、少子高齢化や核家族化によってお墓の継承者がいない方が急増しています。厚生労働省の調査によると、2018年の時点で年間115,384件ものお墓が全国で墓じまいされているというデータが発表されました。 こんなにも需要が急増している墓じまいですが、みなさんは「正しい墓じまいの手順」はご存知でしょうか?一般的な墓じまいの手順や流れをご紹介いたします。墓じまいでの お墓の撤去工事、処分、更地、ご遺骨の移動、申請サポートなどお任せください。まずは無料でご相談、お見積りをいたしますのでお気軽にご連絡下さい。

1

親族への相談

こちらは意外と軽視されやすいのですが、実は一番重要なステップの1つとなります。お墓は所有者に近い親族のみ埋葬されているとは限りません。中には会ったこともないような遠縁の方が埋葬されているケースもあります。ですので、連絡が取れない等の理由がない限り、お墓に埋葬されている方の親族へは、墓じまいをする旨を伝え、相談することが重要です。

2

ご遺骨の移転先の決定

墓じまいをするには、新しいご遺骨の受け入れ先を用意しておかなければなりません。お墓は一生に一度あるかないかの買い物です。購入後に後悔しないためにも、複数の墓地・霊園を訪問して実際に話を聞き、比較してから決めることをオススメします。受け入れ先が決まりましたら、墓じまいの行政手続きで必要となる「受入証明書」を新しい供養先から発行してもらいます。

3

既存墓地の管理者に墓じまいの意向を伝える

現在所有している墓地管理者へ墓じまいをする意向を伝えます。この時、いきなり墓じまいをしたいと伝えるとお世話になっている管理者や寺院とトラブルになることがあります。まず、なぜ墓じまいを考えているのか相談しながら、このままではお墓を維持していくことが難しい旨を説明しましょう。

寺院墓地→菩提寺であるご住職さま
公営墓地→管理事務所または地方自治体
民間墓地→管理事務所
共同墓地→墓地管理委員会

墓じまいの意向を伝えると、管理者から今後の流れについての説明を受けたり、現在ご遺骨が埋蔵されていることを証明する「埋葬証明書」の交付をしてもらいます。墓じまいの際に必ず必要になる「改葬許可申請書」という書類をもらったりする場合があります。お寺の檀家に入っていて墓じまいをする場合には、離檀料を支払うことが風習となっています。離檀料とは、今までお世話になったお寺に対して感謝の気持ちを込めて支払うお金のことです。

4

改葬の諸手続き

① 改葬先の墓地・霊園等を決めて「受け証明書」を発行してもらいます。
② 現在の墓地管理者に改葬を相談します。承諾してもらったら「埋蔵(埋葬)証明書」をもらいます。
③ 現在の墓地にある市区町村役場で「改葬許可申請書」を発行します。現在のお墓がある地域を管轄する市区町村役所や出張所の戸籍関係の部署(戸籍課など)の窓口に備え付けられていますが、多くの場合は自治体HPからダウンロードできるようになっています。
④ ①の「受け入れ証明書」、②の「埋蔵(埋葬)証明書」と、署名捺印済の3の「改葬許可申請書」の3点を現在のお墓がある地域を管轄する市区町村役所の戸籍関係の部署(戸籍課など)の窓口に提出します。受理されますと、「改葬許可証」が発行されます。
(※申請書・許可証は遺骨1体につき1枚必要です。遺骨が複数ある場合はその都度必要になります。)
⑤ 移転先の墓地管理者に④「改葬許可書」を提出をします。

墓じまいをするにあたって、必ず必要になる書類は前述したように「改葬許可申請書」という書類になります。現在のお墓がある地域を管轄する市区町村役所や出張所の戸籍関係の部署(戸籍課など)の窓口に備え付けられていますが、多くの場合は自治体HPからダウンロードできるようになっています。改葬許可申請書に必要事項を記入し、所有している墓地管理者の署名、捺印をいただき、「改葬許可申請書」、「埋葬証明書」、「受入証明書」の3点を、現在のお墓がある地域を管轄する市区町村役所の戸籍関係の部署(戸籍課など)の窓口に提出します。受理されますと、改葬許可証が発行され移転先(引っ越し先)の墓地・霊園の管理者に改葬許可証を提出します。

5

閉眼供養・抜魂法要

こちらは仏教信者の方に限られますが、閉眼供養・抜魂法要と呼ばれる宗教儀式を行います。儀式の方法としては仏教の宗派ごとに異なるようですが、墓前で読経を行うケースがほとんどのようです。かかる費用はお気持ちですので、世帯ごとに様々で、お布施の金額は地域によって異なります。

6

お墓の撤去

墓じまいにおける許可申請、閉眼供養の完了後、お墓の撤去が可能になります。ご遺骨の取り出しは 閉眼供養の際に行うか、散骨、土葬等をしている場合は撤去作業中に行う場合がございます。お墓の撤去完了後は更地ににし、こちらで管理者さま立ち合いの確認検査をおこないます。撤去作業の施工写真、完了写真を後日お客様にお渡し致します。

7

​新しいお墓へ納骨

既存墓地から取り出したご遺骨を、予め用意していた新しいお墓へ納骨します。

~最後に~

今回ご紹介させていただきました手順や流れは、あくまでも「一般的な手順」です。「墓じまい」と一口にいっても、お墓がどこの地域にあるのか、どのような状況なのかによって、用意しなければならない書類や手順、費用などが異なってきます。まずは無料でご相談、お見積りをいたしますのでお気軽にご連絡下さい。

PAGE TOP